ニセ電話詐欺の被害を未然に防いだとして28日、福岡県北九州市の郵便局員の女性に警察から感謝状が贈られました。

感謝状が贈られたのは門司藤松郵便局に勤務する伊地知恵美さんです。

警察によりますと伊地知さんは3月、郵便局内で男性が携帯電話で通話をしながらATMを操作していることに気付きました。

男性に声をかけて電話を代わったところ、相手が一方的に電話を切っため警察に通報し、被害を未然に防ぎました。

伊地知さんが詐欺被害を防ぐのは2回目で、県警は伊地知さんを「ニセ電話気づかせマイスター」に認定し、認定証を手渡しました。

◆門司藤松郵便局 伊地知恵美さん
「1人の目だけじゃ絶対足りない。『あの人どこかおかしい』など、みんなで連携して話し合うのが大事」

今年に入り、県内で発生したニセ電話詐欺の認知件数は3月末時点で304件と過去最悪のペースとなっていて、警察は「電話でお金はすべて詐欺」と注意を呼びかけています。

テレビ西日本
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