市長の失職に伴う秋田県鹿角市の市長選挙は27日に投開票が行われ、新人で元市議会議員の笹本真司氏が、前職と新人合わせて5人による選挙戦を制し初当選を果たしました。

鹿角市長選の開票結果は、新人で元市議の笹本真司氏が5268票を獲得し初当選です。出直し選挙に臨んだ前職の関厚氏は涙をのみました。

笹本氏は「移住してまだ6年半しかたっていない。しかも30代。そんな人物に市民の一人一人が将来を懸けてくれたことは非常に大きいものだと思っている。だからこそ、いま僕はこの期待に絶対に応えないといけない」と意気込みを述べました。

笹本氏は広島出身の39歳。2018年に鹿角市に移住しました。2021年の市議選では得票数トップで初当選を果たしました。今回の選挙戦では、医療・福祉の確保や教育の質向上などを訴えました。

当選から一夜明け、笹本新市長は午前10時ごろに、鹿角市役所に初めて登庁し、職員に拍手で出迎えられました。笹本市長の任期は2029年4月26日までの4年間です。

なお、鹿角市長選の最終投票率は58.41%で、前回を4.72ポイント下回りました。

秋田テレビ
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