新見市の山あい、ローカル線の無人駅で八重咲の桜が満開を迎えました。
新見市の北東部上熊谷地区にあるJR姫新線・岩山駅です。
木造の駅舎が残るこの無人駅のホームの傍らにはサトザクラの一種「鬱金桜(うこんざくら)」があります。駅が開業した翌年、1930年に植えられました。
このサクラはいくつもの花びらが重なり合う「八重咲」で淡い黄色から黄緑、やがて淡いピンクへと3回、色を変えます。
現在、花は満開で枝いっぱいに咲く花が周囲の山々に調和します。
今も地元の人が下草を刈るなど手入れを重ね大切に守り続けている「鬱金桜」。4月いっぱい楽しめるということです。