アメリカのトランプ大統領は、日本との関税交渉について「合意に非常に近づいている」と述べ、交渉が進展している認識を示しました。
トランプ大統領:
日本とは非常にうまくやっている。合意に非常に近づいている。
トランプ氏は25日、記者団に対し、日本との関税交渉が進展している認識を示しました。
日米の関税交渉を巡っては30日に、赤沢経済再生担当相が訪米し、ベッセント財務長官らと2回目の協議が行われる予定です。
また、トランプ氏は25日に公開されたアメリカのタイム誌のインタビューで、関税を巡り中国の習近平国家主席から電話があったと述べています。
電話会談の時期や詳細は明らかにしませんでした。
中国側は、これまで一貫してアメリカとの協議を否定しています。
一方、インタビューでトランプ氏は、ウクライナについてNATO(北大西洋条約機構)への加盟を改めて否定しました。
また、2014年にロシアが一方的に併合したウクライナ南部のクリミア半島について「ロシアにとどまる。ゼレンスキーも理解している」と、実効支配を容認する考えを示しました。
トランプ氏はこれまでも繰り返し、クリミアのウクライナ返還には否定的な考えを示し、譲歩を促しています。