自分たちが通う小学校の周辺に危険が潜んでいないか。安心安全な通学のため、秋田市の新入学児童が25日、不審者に遭遇した際の対応を学び、通学路を点検しました。
秋田市の上北手小学校にこの春入学したばかりの1年生、35人です。
この学区では2024年、子どもが不審者に声をかけられたり、付きまとわれたりしたという通報が2件寄せられ、このうち1件は解決に至っていません。
児童たちは、教室で不審者に遭遇したときの対応方法を学んだあと、毎日通っている通学路を警察官と一緒に歩きながら、危険な場所を確認しました。
横断歩道がない場所や、車が見えづらい場所などを覚えた児童たち。
このあと、警察官扮する不審者に声をかけられますが、近くの公共施設などに逃げることや、大人に助けを求めるといった対応を教えてもらいながら、万が一の時に備えていました。
児童は「交通安全や、道で遊んではいけないことを勉強した」「通学路を通って帰る」「知らない人についていかないように気をつけたい」と話していました。
秋田東警察署生活安全課・庄司裕課長:
「地域社会全体で子どもを守る仕組みと環境を構築し浸透させるために、継続して訓練を実施していきたい」
1年生の皆さん、約束をしっかり守って、安全で楽しい学校生活を送ってくださいね。