2025年1月、埼玉県八潮市で道路が大規模に陥没し、トラックが転落した事故を受けて、鹿児島県内の自治体やインフラなど関係団体からなる連絡会議が設置され、今後、危険箇所を調査し、対応を検討していくことを確認しました。

2025年1月28日、埼玉県八潮市で大規模な道路の陥没が発生し、トラックが転落、運転していた男性は現在も救助活動が続いています。

下水道管の破損により、道路の下に空洞ができたことが原因で、事故後、陥没の規模が拡大し、関係する12の市と町に下水道の使用自粛が要請されるなど大きな影響が出ています。

事故を受けて国土交通省は3月、都道府県単位で連絡会議を設置するよう方針を示していて、このたび、鹿児島にも連絡会議が設置されました。

九州では熊本に次いで2番目の設置で、25日は道路を管理する鹿児島国道事務所や県、市町村のほか、通信、電力、ガス会社などから担当者が出席し、初めての会議が開かれました。

会議では、下水道管だけではなく電気やガス、通信の管でも同様の事故が発生する可能性があるとして、事業者ごとに道路の下に空洞がないか点検や調査をして危険箇所を抽出し、今後の対応を検討していくことにしています。

鹿児島国道事務所・古賀 尚永副所長
「皆さんにとって安心安全を届けられるよう、未然に(同様の)事故が起こらないよう道路管理者として努めていきたい」

連絡会議では、次回は7月ごろの開催を予定しています。

鹿児島テレビ
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