富山県小矢部市で創業したスポーツ・アウトドアウエアメーカー、ゴールドウインが南砺市で整備する自然公園「プレイアースパーク ネイチャーリング フォレスト」の概要が発表されました。
来月着工し、オープンは再来年、初夏の予定です。
東京青山、ゴールドウインの本社に再現された創業の地「富山」の森。南砺市の山林から運んだ間伐材の香りが漂う中、その概要が発表されました。
*ゴールドウイン 渡辺貴生社長
「自然に触れ、感じるまま遊び、自ら気付き、自分が変わる。それがプレイアースが目指す体験です。」
「プレイアースパーク ネイチャーリング フォレスト」が整備されるのは、富山県南砺市、東海北陸自動車道の城端スマートインターと桜ヶ池周辺に広がる40ヘクタールの敷地。
この自然豊かな田園地帯を拠点に、子どもから大人まで、まさに「プレイアース=地球との遊び」が体験できる様々な施設が建設されます。
自然の移ろいを五感で楽しむガーデンエリア。生物の営みや景観を観察する展望台や森の中に点在する宿泊施設のコテージが誕生します。
子どもたちが直感的に走り出したくなるようなパークエリア。「子どもの野生の解放」をテーマに、起伏のある地形を生かして洞窟へ迷い込んだり、岩山を登ったりするアトラクションが整備されます。
そして、南砺市の散居村からインスピレーションを受けた滞在施設、ヴィラ。サウナも完備され、自然に没入できる時間を贅沢に楽しむことができます。
ほかにも、地元の食文化や桜ヶ池のアクティビティなどを楽しむ様々な拠点がお目見えする計画で、設計は、人と自然の共生に造詣の深い国内外のデザイナーや建築家などが手がけます。
*ガーデンデザイナー ダン・ピアソンさん
「どんな年齢でも楽しめる場所、子どもにとってはマジックのような、世界をおもしろく感じる場所。」
*建築家 リナ・ゴットメさん
「このプロジェクトを通じて、ゆっくりと自然を観察、探索してもらいたい。」
また、この構想には、南砺市が官民連携で参画。エコビレッジ事業の実践の場として、地域活性化につながると期待しています。
*南砺市 田中幹夫市長
「経済効果はかなり大きくなる。移住定住が進むことも期待しています。南砺に来て働いてみたい、関連する産業や企業で仕事をしてみたいと、インパクトのある事業なので、多くの方に興味を持ってもらえるのではないかと期待しています。」
*ゴールドウイン 渡辺貴生社長
「地域の誇りになるような場所に育てていけると思っているので、地域の皆さんと一緒にプレイアースパークをつくり上げていきたいと考えています。」
ゴールドウインのブランドコンセプトを共有する「プレイアースパーク ネイチャーリング フォレスト」は、来月着工で、市民を巻き込んだ森の再生や畑、庭づくりなどを経て、2027年初夏、オープン予定です。