いよいよ春の行楽シーズン到来です。宮城県と山形県を結ぶ蔵王エコーラインで4月25日、冬の通行止めが解除されました。雪が織りなす絶景の一つ「雪の回廊」には早速、多くの人が訪れていました。
日本百名山にも選ばれる蔵王山。その山中を貫くように宮城県と山形県を結ぶのが蔵王エコーラインで、この時期は雪の回廊が姿を現す県内屈指の絶景スポットです。
記者リポート
「雪の壁に挟まれ、冷凍庫の中にいるかのような寒さなのですが、やはり近くで見ると迫力があり、今しか見られない春の絶景になっています」
エコーラインは冬の間、積雪のため通行止めとなっていましたが、26日からのゴールデンウイークを前に25日、開通式典が行われました。そして…。
西ノ入菜月アナウンサー
「午前11時です。たった今、ゲートが開き、蔵王エコーラインが開通しました!本格的な春の観光シーズン到来です」
蔵王町によりますと、雪の回廊は積雪量の増加で、去年より1メートル高い7メートルほどに。圧巻の景色が広がります。25日はくもり空でしたが、晴れていれば青空とのコントラストも見どころのひとつだそうです。
沖縄県から(前日午後11時から待機)
「壮観、すごかったです。絶対地元では見られない光景なので、すごくて言葉が出てこない」
仙台市から
「今年はいつもより少し雪の壁が高い感じで、車を止めて写真を撮って帰りたい」
また、25日は蔵王のシンボル「御釜」へと続く蔵王ハイラインも開通し、早速、多くの観光客が訪れていました。
徳島県から
「凍っているとは知らなくて、さっき来たんですけど、霧で見えなかったから、再度チャレンジして見れてよかった」
蔵王エコーラインは、5月7日までは夜に凍結の恐れがあるため、午後5時から翌日の午前8時まで通行止めとなります。