愛媛県で子どもを中心に患いやすい「百日咳」の感染者が、4月20日までの2週間で90人確認され、今年に入り230人になりました。2018年に調査が始まって以来、過去最多を上回るペースが続いています。
「百日咳」は「百日咳菌」の感染により子どもを中心に患う病気。カゼの症状で始まり、次第に咳の回数が増えて激しくなり、乳児は重症化すると肺炎や脳炎になることもあるとされています。
愛媛県の25日の発表によりますと、百日咳の感染者は4月7日から20日までの2週間に90人を確認しました。
保健所別で最も多いのは松山市で41人、続いて中予で29人となり、この2つのエリアで約8割を占めています。年齢別では5~14歳が77.8%を占めています。
愛媛全域では今年に入ってから230人の感染を確認。県内で2018年に調査が始まって以来、最も1年間の感染者が多かったのは2019年の319人で、この年の同じ時期の累計は90人。今年は過去最多を上回るペースです。
県は学校の集団生活などを通じた感染の広がりを防ぐため、咳が長く続く場合は早く医療機関を受診するよう呼びかけています。また生後2カ月から5種混合ワクチンの定期予防接種があり、乳児がいる家庭に早めの接種の検討を求めています。
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