仙台市内の花見会場の仮設店舗で販売された殻付きの焼きガキを食べた20代の男女3人が、下痢やおう吐などの症状を相次いで訴えていたことが分かりました。
仙台市はノロウイルスが原因の集団食中毒と断定し、仮設店舗の営業者を4月25日から3日間の営業停止処分としました。

仙台市によりますと、今月13日と16日、青葉区にある西公園花見会場の仮設店舗「エムケーフーズ平塚食品」が調理・提供した焼きガキを食べた20代の男女3人が、15日から18日にかけて下痢や発熱、おう吐などの症状を相次いで訴えました。

いずれも症状は快方に向かっているということですが、3人のうち2人の便からノロウイルスが検出されたということです。

仙台市は仮設店舗で提供された食品が原因の食中毒と断定し、店舗の営業者に対して調理工程の点検や見直しを指示するとともに、25日から3日間の営業停止処分としました。

問題となった焼きガキは、加熱が足りなかった可能性が高いということです。

仙台市はノロウイルスは感染力が強いため、調理の際やトイレに行った後はせっけんを使って手をよく洗うほか、二枚貝などノロウイルスがいる可能性がある食品は十分に加熱するよう呼びかけています。

仙台放送
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