JR福知山線脱線事故から25日で20年です。

兵庫・尼崎市の事故現場では、追悼慰霊式が行われます。

兵庫・尼崎市の事故現場の跡に設けられた追悼施設「祈りの杜」では、24日、約800本のろうそくに火がともされました。

2005年4月25日、JR福知山線の快速列車が制限速度を40km/h以上オーバーして脱線し、線路沿いのマンションに衝突しました。

この事故で、乗客106人と運転士が死亡し、562人が重軽傷を負いました。

事故で義理の弟を亡くした上田誠さんたち遺族が、事故発生から10年後にこの行事を始め、毎年犠牲となった人たちを偲(しの)んできましたが、遺族の高齢化などから2025年で最後にすることを決めました。

義理の弟を亡くした上田誠さん:
この事故をきっかけに鉄道の安全の大切さをみんなに伝えたい、事故を風化させたくない、そういう思いって遺族共通の思いだった。社会全体で、僕たち遺族の思いをつないでいってほしい。

祈りの杜では、25日午前9時45分から追悼慰霊式が行われます。

関西テレビ
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