愛知・名古屋市の高架下に止まる1台の車。
窓ガラスは白く曇り、何やら怪しい雰囲気です。

被害に遭った店のオーナー:
まっピンクでした中は。消火器がまいてあった。指紋とかが出ないように、泥棒がやる手口みたいですね。

実は約8時間前、ここから15kmほど離れた場所で窃盗事件が。
被害者によると、この車が犯行に使われた可能性があるというのです。

22日午前3時ごろ、バイク販売店にやってきた車。
中から2人が下りてくると、バールのようなもので扉をこじ開けます。

すると、ここで犯人にとって想定外の出来事が。

被害に遭った店のオーナー:
扉を開けた瞬間に、セコムのサイレンと警告ランプが光る。

警報音が鳴り響き慌てる様子の2人ですが、逃げることなく続行。
急ぎ足でバイクに手をかけて運び出そうとしますが、またしても想定外の出来事が…。

何と、ひざの高さに防犯用の鉄の棒が設置されていて、バイクが通れなくなっていたのです。

車から工具を持ってきて切断しようとしますが、そう簡単には切れません。

その間にも鳴り響く警報音。
さあ、どうする?

すると、何やら店の奥を物色し始めた2人。
バイクは諦めて、部品を持ち出すことにしたのです。

持ち運べそうなものを手当たり次第に盗み出す2人。

焦っているのか、部品を上から落としたり、仲間に投げてパス。
バケツリレー方式で次々と盗んでいきます。

被害に遭った店のオーナー:
(商品を)雑に扱っているのが本当に腹立つ。値打ちをわかっていないと思う。

そしてトランクがいっぱいになると、その場をあとにしました。

オーナーによると、被害額は300万円近くになるといい、警察に被害届を提出したということです。