冬場に加温せず育て、畑でじっくり熟成させる倉吉市特産「大原トマト」が初出荷されました。2025年は例年以上に甘く仕上がったということで、出来栄えは上々のようです。
真っ赤に熟した倉吉市特産の「大原トマト」。
酸味と甘味の絶妙なバランスが特徴のブランドトマトです。
24日朝、選果場では、JAの関係者や生産者などが今シーズンの初出荷を祝いました。
大原トマトは12月に定植したあと、冬の間もハウス内を温めずに育てられ、約4か月がかりでじっくり熟してから、収獲し出荷されます。
倉吉市の大原地区で50年ほど前から本格的な生産が始まり、現在は6戸の農家が栽培しています。
今シーズンは、2月までの寒さの影響で生育が遅れたものの、その後、好天が続いて回復。
小ぶりながらも例年以上に甘く仕上がったということです。
大原トマト生産組合・牧野文徳組合長:
今年は例年以上においしく仕上がっています。どのトマトをとってもおいしく召し上がっていただけますので、お買い求めいただくよう、よろしくお願いします。
大原トマトのピークは5月下旬から6月上旬にかけてで、ほとんどが鳥取県内に出荷されるということです。
JAは今シーズン、90トン約5500万円の販売を目指しています。