介護職員の不足が厳しさを増す中、県内の福祉や介護現場で働き始めた職員を対象にした「合同入職式」が富山市で開かれました。

合同入職式は職場を超えて職員同士がつながりを持つことで、新入職員の離職防止と定着につなげようと、県内の福祉・介護の団体などでつくる対策会議が開きました。

式には福祉や介護の事業所などに就職して1年未満の職員57人が出席。

新田知事が「高齢化が急速に進んでいる。皆さんの力が一層重要になってきている」と激励しました。

これに対し、新任職員を代表して特別養護老人ホーム、たちばな荘の石坂桃さんが決意を述べました。

*特別養護老人ホームたちばな荘 石坂桃さん
「常に学ぶ姿勢を持ち、仲間と支え合いながら、信頼される介護福祉士を目指して努力していきたい」

県内では介護職員の不足が厳しさを増していて、厚生労働省によりますと、2023年度は1万8900人と、県が推定した必要とされる介護職員の数に1600人足りていません。

さらに、2040年度には、4900人あまり足りなくなると見込まれています。

*デイサービスこのゆびとーまれ 梶川駿さん
「周りへ恩返ししたいという気持ちが大きい」

*県福祉人材確保対策・介護現場革新会議 宮田伸朗会長
「これまでの介護のイメージを変えて、仕事の魅力、エッセンシャルワーカーとしての大切さを発信していきたい。」

富山テレビ
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