早い人では26日から始まるゴールデンウイークですが、富山県内の旅行会社では、ゴールデンウイークの客足に伸び悩みを感じていました。
24日富山市の旅行会社のカウンターでは…。
*客
「関西万博の申し込みに来ました9月を予定しています。ゴールデンウイークは高いので避けて旅行をしようかと、ホテルが高くなっているので自分で見つけるのが良いのか、旅行会社のパックツアーが良いのか色々検討している」
旅費や混雑のピークとなるゴールデンウイークを避け、すでに秋ごろの旅行を計画している人がいました。
*ニュージャパントラベル 松田隆社長
Q)ゴールデンウイークの予約状況は?
「あまり良くない去年より2~3割減っている」
今年は燃料の高騰による航空券の値上がりや円安が追い打ちをかけ、海外旅行に行く人の予約が伸びないといいます。
また、国内のホテル代も例年と比べて1.5倍から2倍ほど高くなっているといいます。
*ニュージャパントラベル 松田隆社長
「みなさんご相談に来られて最初に言うのが『うわー高いな』と、ゴールデンウイークをやめて、安くなった時期に行った方が良いというお客さんが結構いる、旅行に行きたい気持ちはみんな持っているせめて1ドル130円台になれば動き出すかなという気はしている」
一方、観光客を受け入れる県内の宿泊施設では…
*ホテルヴィスキオ富山 嶋村雅彦支配人
「特に3~5日はもうほぼ満室の状態になっているので。あとはまだ若干空きがあるんですけれども、去年に比べるとゴールデンウィークの入りがすごく良いような状況ですね」
富山駅に隣接しているこのホテルの予約状況は、去年の同じ時期と比べて、現時点で1割~2割ほど多いといいます。
また、この春は外国人客の比率が去年よりも高く、今月全体でみるとおよそ4割を占めているということです。
Qこの街はどうですか?
*オーストラリアからの宿泊客
「とてもきれい。家族をガラス美術館に連れていきたい。遊覧船クルーズも」
ホテルでは、アメリカの有力紙、ニューヨークタイムズに富山市が取り上げられたことや、県がイギリスでの観光PRに力を入れていることなどが影響しているのではないかとみています。
*ホテルヴィスキオ富山 嶋村雅彦支配人
「目立ったところでいうと今年はイギリスからのお客様がすごく増えております。やはり外国人の比率に関しては去年よりも上がっていますし、去年に比べると個人の外国人のお客様が増えているので、そういう意味では記事がすごく浸透しているのかなと」