鹿児島県内では茶摘みが本格化する中、枕崎市では中学生が昔ながらの手摘みで新茶の収穫を体験しました。
新緑が目にも鮮やかなこの季節。
茶の新芽も収穫の時を迎えました。
茶畑を訪れたのは、枕崎市にある別府中学校の全校生徒約60人です。
別府中では毎年、農業などの研究開発を行う国の機関で新茶の収穫を体験しています。
農研機構 果樹茶業研究部門・吉田克志さん
「ちょっと挟んで上にあげると取れます。こういう形で挟み摘みをしてください」
機械ではなく昔ながらの手摘みを学んだ生徒たち。
茶畑に広がりさっそく収穫です。
大城哲也記者
「生徒たちが収穫しているのは、『はるみどり』と言う品種です。その名の通り新芽がより鮮やかな緑色が特徴だということです」
生徒たちはまだ芽の開いていない先端の芯とその下の葉を摘み取ります。
収穫するスピードは生徒それぞれですが、友達と楽しそうに取り組んでいました。
生徒
「1本1本丁寧に抜くのが難しいけど頑張ります」
「(手摘みは)大変な分、おいしいお茶ができるといい」
Q鹿児島の荒茶生産量が日本一になったことについて
「前まで静岡県だったけど、鹿児島県になり誇りに思う」
1時間ほどで収穫した茶葉約70キロは製茶のあと小分けされ、生徒一人一人へ連休明けにプレゼントされるということです。