5月17日と18日に開催される「仙台・青葉まつり」ですが、今年は30年ぶりに新しい山鉾が登場します。制作したのはアイリスオーヤマで「五穀豊穣」がイメージされています。

アイリスオーヤマ 大山晃弘社長
「幅広い精米、加工米事業に乗り出しています。我々としてはコメ作りを第一に思い、山鉾を作らせていただきました」

新しい山鉾を制作するのは生活用品大手のアイリスオーヤマで、4月24日はそのデザインが発表されました。それがこちら、「五穀豊穣山鉾」。田おこしから脱穀までの東北が誇る“稲作文化”が表現されています。また、屋根に置かれた米俵には、こんな思いを込めたそうです。

アイリスオーヤマ 大山晃弘社長
「稲作の営みへの感謝と誇りを、象徴的に表現させていただいております」

杜の都の初夏の風物詩、仙台・青葉まつりを彩る豪華絢爛な山鉾。県内の企業や団体が所有していて1988年に初めの5基が完成しました。現在は11基の山鉾がありますが、新しい山鉾が加わるのは1995年以来30年ぶりのこと。

アイリスオーヤマは、仙台市に本社を構える企業として伝統文化を支え、地域とともに歩みたいと、今回決して安くないといわれる山鉾の制作を決めたそうです。新しい山鉾の塗装は来年行われる予定で、今年の祭りには何も施されていない白木と呼ばれる状態で参加するということです。

仙台市 郡市長
「なかなか見ることのできない白木の山鉾を見ることができ、ますます魅力がアップするのでは」

新しい山鉾は祭り2日目の午後に行われる時代絵巻巡行でお披露目されます。

仙台放送
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