大企業の従業員らが入る健康保険組合の2025年度の平均保険料率が、過去最高になったことが分かりました。
健康保険組合連合会によりますと、大企業の従業員らが入る健康保険組合の2025年度の平均保険料率は、前の年度と比べて0.03ポイント増え9.34%で過去最高となりました。
1人あたりの年間保険料は、前の年度から3.3%(1万7269円)増え、54万4143円でした。
一方、経常収支は3782億円の赤字となる見通しで、全体の約8割の組合が赤字を見込んでいます。
2025年度に団塊の世代が75歳以上の後期高齢者になることが影響したとしています。
健保連の佐野雅宏会長代理は「現役世代から高齢者に対する『仕送り』の割合が高い傾向がずっと続いている」と述べ、拠出金の見直しが必要と訴えました。