22日夜、鹿児島市で運行を終え、車庫に入ろうとした市電が脱線する事故がありました。
けが人はなく、未明までに復旧したことから、23日の運行に影響はありませんでした。
鹿児島市交通局によりますと、22日午後11時半ごろ、鹿児島市上荒田町の交通局近くにある神田電停付近で、谷山方面からの運行を終えた市電が、交通局内の車庫に入るため、分岐する線路に入る際に、脱線しました。
職員が現場を確認したところ、車両中央部分の車輪が脱線していたということです。
この車両を運転していた40代の男性運転士にけがはありませんでした。
交通局の聞き取りに対し、男性運転士は「線路を切り替えるポイントで確認を怠った」と話しているということです。
現場では23日午前2時から4時過ぎにかけて復旧作業が行われ、23日は始発から通常通り運行されています。
鹿児島市交通局は、再発防止策として、「指差しなどを徹底し、安全運行に努める」とコメントしています。