中国の北京を訪問している公明党の斉藤代表はきょう、共産党序列4位の王滬寧(おう・こねい)氏と会談し、習近平国家主席に宛てた石破総理大臣の親書を手渡しました。
公明・斉藤代表:
王委員からは「必ず習近平主席にお持ちする」とのお話があった。
斉藤代表は共産党の序列4位王滬寧(おう・こねい)全国政治協商会議主席と北京の人民大会堂で会談し石破総理大臣から預かった習主席への親書を手渡しました。
斉藤氏は王氏との会談の中で日中の懸案事項として尖閣諸島を含む東シナ海情勢や日本人の拘束事案などについて王氏に伝えました。
斉藤氏によりますと、これに対し王氏は「対話を積み重ねることによって解決につなげていく」などと応じたとしています。
また、斉藤氏はトランプ政権の相互関税による米中対立について「米中関係の安定は国際社会にとって極めて重要」との認識を示し「日本企業に与える影響含め動向を注視している」と伝えました。
更に、斉藤氏は「中国が経済大国にふさわしい責任を果たしていくことは自由な貿易体制を重視する姿勢につながるのではないか」と指摘し日本産水産物の輸入規制問題などについての考えを伝えました。
これに対し、王氏からは信頼関係を構築していくことの重要性などが示されたとしています。