ウクライナとの和平交渉をめぐり、ロシアのプーチン大統領が現在の戦闘ラインで侵攻を停止することをアメリカ側に提案していたと、イギリスメディアが報じました。
イギリスの「フィナンシャル・タイムズ」は22日、プーチン大統領が4月、アメリカのウィトコフ中東担当特使との会談で、現在の戦闘ラインで侵攻を停止する用意があることを伝えたと報じました。
ロシアが一方的に併合を宣言したウクライナ東部4州のうち、現在ウクライナが掌握する地域について領有権を放棄する可能性にも言及したとしています。
アメリカのホワイトハウスは、ウィトコフ氏が今週中にモスクワを訪れ、プーチン大統領とあらためて会談すると発表しました。
一方、ウクライナの代表団は23日、イギリスのロンドンで欧米各国と協議を行う予定で、戦争終結に向けて交渉の進展があるか注目されます。