22日の秋田県内は各地で青空が広がり、気温がぐんぐん上がりました。今年初めて夏日となったところもあり、見頃を迎えた桜の名所がにぎわいました。“みちのくの小京都”と呼ばれる仙北市角館町は一部の桜が満開に。この時期ならではの美しい光景が広がっています。
県内有数の桜の名所、仙北市角館町の武家屋敷通りでは柔らかな日差しを浴び、次々と桜が花開いています。
高気圧に覆われた22日の県内は各地で晴天となり、気温がぐんぐん上がりました。最高気温は横手市で25.6度、由利本荘矢島で25度と今年初の夏日に。暖かいを通り越し“暑さ”を感じる1日となりました。
仙北市角館町は、最高気温が23.8度と5月下旬並みの陽気に。樺細工伝承館の前のシダレザクラは22日に満開を迎えました。武家屋敷通り全体は満開まであと一歩ですが、まるで初夏のような爽やかな陽気に誘われ、多くの観光客が訪れました。
観光客は青空に映える桜を写真に収めたり、街を散策したりして、ゆったりとした時間を過ごしていました。
秋田市からの観光客:
「ちょうど晴れていて、青とピンクがきれい」
埼玉からの観光客:
「期待以上。最高でした」
ドイツからの観光客:
「ドイツには桜がないので見に来た。本当に魅力的で素晴らしい」
台湾からの観光客:
「誰もが訪れる価値のある場所で、驚くほど美しい」
一方、武家屋敷通り近くの桧木内川堤には、約2キロにわたりソメイヨシノ約400本が並びます。22日時点では四分咲き。桜のトンネルが完成するまでもうすぐです。
大阪からの観光客:
「武家屋敷通りと桧木内川堤、どちらの桜もきれいだった」
ドイツからの観光客:
「川沿いやすてきな武家屋敷の桜のいい写真が撮れてよかった」
樹木医・黒坂登さん:
「たくさんの人に見てもらえてうれしい」
武家屋敷通りと桧木内川堤では5月5日まで「桜まつり」が開かれていて、午後5時半からライトアップされます。
まつり期間中は100万人の人出が見込まれています。