約30年、地域の人々に親しまれた温泉施設がサウナに生まれ変わりました。
熊本市西区の『熊本城サウナ城の湯』は今度の土曜日26日にオープンする予定で、新たな憩いの場を目指します。

【仲野 香穂アナウンサー】
「『霊巌洞』と名付けられたサウナ。扉を開けると、一面真っ黒なタイルの部屋です。静かで、自分をゆっくりと見つめ直すことができそうです」

こちらは、剣豪・宮本武蔵が『五輪書』を記した洞窟『霊巌洞』をイメージしたサウナです。

また、熊本城をイメージし『本丸』と名付けられたサウナには、木を使うことで熱伝導性を高める工夫が施されています。

新たにサウナ施設として生まれ変わったのは熊本市西区上熊本にある『城の湯』です。

1995年のオープン以来、地域の人々に親しまれてきましたが、熊本地震で施設が被災したほか、新型コロナの影響を受け、経営が悪化…。

父親が始めた『城の湯』の経営を息子の大津 雄一さんが引き継ぎ、新たな挑戦を始めました。

【熊本城サウナ城の湯 大津 雄一 代表】
「『城の湯』という名前を残したかったので、ことし城の湯としては30年目。今までスーパー銭湯も家族湯も岩盤浴もいろいろやってきて、サウナに特化した施設をやってみたかったので思い切ってやってみました」

内装は熊本城をイメージし黒で統一。水風呂は以前の『清正館』のものを再利用しています。

低温高湿でじっくりと体温を上げる『ロウリュ』タイプですが、最新のヒーターを導入し、短時間でもしっかりと体温を上げられるようにもなっています。
【平日60分1200円・90分1700円 土日祝60分1300円・90分1800円】
【営業時間:10時~25時】

【熊本城サウナ城の湯 大津 雄一 代表】
「30年目で心機一転、頑張るので昔、城の湯に来てくれた人も思い出して来てくれたら、うれしい」

『熊本城サウナ城の湯』、まずは男性専用施設として今度の土曜日、26日にオープン予定で、ゆくゆくは女性が利用できる日も設けるとしています。

テレビ熊本
テレビ熊本

熊本の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。