階段を上がってきた男。
頭にはヘルメット、顔にガスマスクと、まるで特殊部隊のようです。
よく見ると、手に何かを握っています。
すると次の瞬間、警察官に向け「プシューッ」とひと吹き。
赤みがかった霧を噴射しました。
これは、唐辛子スプレー。
かけられると目の痛みなどでひとたまりもありません。
男は唐辛子スプレーをまき散らしながらセキュリティーゲートを突破。
一直線にダッシュしたその時、職員がタックルし、法廷内への侵入を阻止しました。
しかし、男はなおも大暴れ。
のしかかる警察官に、唐辛子をプシュー。
壁にべったりと辛そうな液体がつきました。
結局、取り押さえられた男。
地元メディアによると、過去にも同様の事件を起こしていて、この日、法廷で審問を受ける予定だったということです。