特集は18歳のシンガーソングライターです。この春、高校を卒業した長野市の女性がオリジナル曲のCDを発売し、先日、ワンマンライブを開きました。自分の気持ちを表現するのが苦手だという18歳。歌に今の「思い」を込めています。
■「等身大の思い」を込め
♪「Cycle」:
「一人きりの暗い部屋 吸っても吐いても胸の中に残ったまま 研ぎ澄まされた感覚が果てしない夜にするから」
澄んだ歌声。思いを素直に表現した歌詞。
長野市のシンガーソングライターyuikaさん18歳です。先日、長野市のカフェでワンマンライブを開きました。
♪「ハリエンジュ」:
「あなたがいたあとが聞こえたらいいのに 桜蕊が踏まれて また春が忘れられていく」
長野市から(40代):
「ハイトーンのボイスがすごく魅力的で、リズム感もあるので聴いていてすごい楽しい」
ライブで披露した5曲はyuikaさんが作詞・作曲。「等身大の思い」を込めています。
yuikaさん:
「自分が思っていることを伝えたいと思いながら、それを気に入ってくれる人がいればいいな」
■歌とギターに熱中
長野市生まれのyuikaさん。小学6年生の時に妹が習い始めたことがきっかけでギターを始めました。
中学2年生の時には学校の文化祭で歌を披露したいとボーカルトレーニング教室にも通い始めました。
歌とギターに熱中していったyuikaさんですが、当時はまだ「カバー曲」のみ。作詞・作曲をするようになったのは高校生の時です。
市内の高校に入学したyuikaさんでしたが、なじめず、休みがちに。通信制高校・川中島高等学園に転学します。
そして、転学後の高校2年の冬、ボーカルトレーニングの講師から作詞・作曲を勧められたのです。
ボーカルトレーニング講師・yamyさん:
「すごく真面目で大人しくて内に秘めたものをふつふつ持っていて、芯が強いなと思っている。yuikaさんにしか出せない言葉とかメロディーがあるなと思って」
yuikaさん:
「中学の頃から考えることが増えてきて性格的にふさぎ込む性格だから、いろいろと思っても言わなくて。それがストレスになって、自分が思っていることを曲にしてだいぶメンタルが安定した気がする」
■母「音楽を通じて楽しく笑顔に」
元々、自分を表現するのが苦手だったyuikaさん。歌に「等身大の思い」を込めました。最初に作ったのが「Cycle」という曲です。
♪「Cycle」:
「It’s ok,ok.take a beath 瞳が輝いている I feel the light of my heart 私の音はまだなり続けてる」
yuikaさん:
「人との関わりを書いているようで、結局は自分中心で書いていて、ネガティブな考えを持っているので、それを閉じ込めちゃうことが多くて。でも曲にすることでやっと自分の中から出せるというか」
その後も曲を作り続け、高校3年生の夏には県内を中心に活動する22歳以下のアーティストが出場するコンテストで最優秀賞に選ばれました。
そして2024年秋に、4曲を収録したCDを発売。ライブにも出演するなど活動の幅を広げていきました。
一番近くで支えているのが母・三智枝さんです。音楽事務所を設立しマネジャーも務めています。
母・三智枝さん:
「音楽を通じて楽しく笑顔になれた部分があるので、楽しいという気持ちとか笑顔はつぶさないというか、それが続くように支えたいというのが一番」
■自分と同じ経験をした人に
初のワンマンライブを10日後に控えた4月4日。練習に打ち込んでいました。
yuikaさん:
「自分と同じような経験をした人にはどんな解釈でもいいので届くとうれしいと思うし、どんな年代の人でも響くというか、考えてもらう演奏にしたい」
4月13日、ワンマンライブ当日。
yuikaさん:
「初めてのソロライブでこんなに人が集まると思わなくて、めちゃくちゃ緊張しています」
オリジナル曲を含む10曲を熱唱しました。
♪「自己嫌悪」:
「震えるつま先で立って音をコツコツと鳴らして 喜怒哀楽がうるさいよどうでもいいから黙って」
ライブに向けて作った新曲「気ままな」も披露しました。
♪「気ままな」
「カーテンの隙間から外を覗いて私が泣いていたから そろそろ帰ろうかな 『また明日』って言いながら2週間後に会お 空約束の集合場所で1日待とう あの山に日が隠れる頃に連絡しよ 『今日の約束忘れてたわw』『私も笑』って」
会場は満席に、約50人が集ましました。
長野市から:
「声が本当に透き通っていて、すごく好きな声なので、高音がすてきです」
長野市から(40代):
「暗めのことを歌っているけど、それでも声の響きでうまく一体化していて、心に響く感じ」
■yuikaさん「自信になる」
今回のライブを提案したのは、yuikaさんが通っていた川中島高等学園の代表・安部映樹さんです。安部さんもyuikaさんを応援しています。
川中島高等学園・安部映樹さん:
「yuikaさん本人の笑顔がすてきだったのがうれしかった。言葉よりも歌で自分の気持ちを消化していく感じ。話す表情より歌う表情の方がいいなって感じた」
母・三智枝さん:
「いいスタートを切らせてもらって、気負わずyuikaのペースでyuikaの音楽を続けていく、長距離走でやっていけたら」
初のサイン会も。
yuikaさん:
「とにかく楽しかった。1人でやりきったので自信になると思う。変わらず頑張っていきたいのと、みんな温かい方が来てくれるところで、またやれたら」
初のワンマンライブを成功させたyuikaさん。今は焦らずにシンガーソングライターとして、一歩一歩進んでいきます。