富山市のローカル線、朝菜町駅。
通勤・通学の時間帯に目撃されたのは、1人、もう1人と高さ50cmほどのフェンスを乗り越えて線路内に侵入し、駅に向かう人々。
踏切ではない場所で線路を横切って通行するいわゆる“勝手踏切”の瞬間です。
中には通りやすくするためか、フェンスを外した跡も。
全国では死亡事故も相次いでいるという勝手踏切。
なぜ、このような危険な行為をするのでしょうか。
この駅の入り口は西側の1カ所のみで、踏切があるのは250メートル先。
東側から来る利用者が駅まで歩いて向かうと、かかる時間は約10分。
そのため、近道をしようと線路に侵入する人が続出していたんです。
近隣住民は「踏切に行くよりもここ渡った方が早いもん」と話します。
国土交通省が全国の鉄道会社を調査したところ、2024年12月時点で確認された勝手踏切は、全国で1万5553カ所に上っています。
自治体や鉄道会社に対し対策を働きかけていますが、新しい出入り口の新設などはコストもかかることから、勝手踏切解消は進んでいないといいます。
北陸信越運輸局 鉄道技術部・防災課 勝見栄一課長:
安全の担保や設備を考えると、ちょっと面倒でも踏切道を通っていただいて、利便性は悪いかもしれないが、安全面を一番優先して駅にアクセスしてほしい。