ローマ教皇フランシスコが死去したとバチカンが発表したことを受け、石破首相は21日、「深い悲しみを禁じえない」との談話を発表した。
談話の中で石破首相は、「深い悲しみを禁じえない」とローマ教皇フランシスコの死去を悼み、「政府及び日本国民を代表して、心から哀悼の意を表する」としている。
また、「約14億人のカトリック教徒を背景に強い発信力をもって環境保護や平和外交の推進等に尽力してきた」と功績をたたえた。
そして、ローマ教皇フランシスコの死去は「バチカン市国民やカトリック教徒のみならず、国際社会全体にとっての大きな損失だ」としている。
一方、日本との関係については、初のイエズス会出身のローマ教皇として、フランシスコ・ザビエルのように日本での布教活動を長らく希望していた。
そして、2019年に、1981年の教皇ヨハネ・パウロ2世の訪日以来、教皇として38年ぶりとなる訪日を実現すると、広島及び長崎を訪問し、平和への力強いメッセージを発信したことにふれ、「心から敬意を表する」としている。