コメの価格がまた最高値を更新する中、日本は初めて韓国産のコメを輸入していたことがわかりました。
農林水産省が21日に公表した全国のスーパーで販売されたコメの5kgあたりの平均価格は、2024年の同じ時期より2倍以上高い4217円で、15週連続で最高値を更新しました。
これは前週より3円高いですが、値上がり幅は縮小傾向になっています。
そんな中、韓国の「農協インターナショナル」などによりますと、4月8日、韓国産のコメ2トンが日本に輸入されました。
オンラインショッピングサイトなどで10kg9000円の値がつけられ、販売から10日ですべて売り切れたということです。
韓国から日本に一般消費者向けのコメが輸入されるのは、1990年の統計開始以来初めてです。
また、5月にも農協インターナショナルは追加でコメ10トンを日本に輸出する予定だということです。
一方、先週発表の業者間で取引された3月のコメの価格は8カ月ぶりに下落に転じていて、店頭価格の高騰が落ち着く兆しも見えています。