県立高校の今後の再編計画の策定に向けて、岩手県教育委員会は4月21日、計画の土台となる「長期ビジョン」を発表しました。
県内ではこれをもとに5月から意見の集約が行われることになります。
県教委は21日に「県立高校教育の在り方の長期ビジョン」を発表しました。
これは2026年度以降が対象となる県立高校の再編計画を策定する上で議論の土台となるものです。
「長期ビジョン」のうち教育の基本的な考え方としては、「持続可能な社会の創り手となる人材の育成」や、「高校の多様化に対応、各自の希望する進路の実現」など5つの柱が示されています。
また、高校配置の基準となる地区割については、交通網や通学の利便性を考慮したうえで二戸と久慈、胆江と両磐を一体化させるなど、9ブロックから6地区に変わります。
県教委はこの「長期ビジョン」をもとに、5月下旬に県内各地で地域検討会議を行い意見を集約。
8月上旬には、具体的な高校名を示した次期再編計画の当初案を公表し、再び意見集約などをしたうえで年度内の計画策定を目指す方針です。