8月の山鹿灯籠まつりまでおよそ4カ月。これから本格的な作業に取り掛かります。
『灯籠師』と呼ばれる職人たちがノリと和紙だけで作る山鹿灯籠の制作開始祭が
21日、山鹿市でありました。
毎年8月15日と16日に開催される山鹿灯籠まつり。
幻想的な光の輪が浮かび上がる千人灯籠踊りのほか、地元の町内や団体が灯籠師たちに制作を依頼した灯籠を奉納する上がり燈籠が有名です。
灯籠師たちが手がける作品はノリと和紙だけで精巧に組み立てることから『骨なし灯籠』とも呼ばれています。
21日は、今年の制作開始を前に灯籠師7人と山鹿市の関係者などが大宮神社に集まり、無事に完成することを祈願しました。
神事では、灯籠師を代表して田中 久美子 組合長が材料の和紙に切り込みを入れる
『刃物入れの儀』を行い、今年の制作を始めました。
【灯籠師・田中 久美子 組合長】
「各灯籠師のこだわりが見える作品を作っていきたい」
灯籠師たちはこれから本格的な制作に取り掛かり、28基の山鹿灯籠を制作。
各団体に作品を引き渡したのち、祭り2日目の8月16日に『上がり燈籠』で奉納されます。