20日に投票が行われた富山市議会議員選挙では、定数を13人超える激戦の末、38人の新しい顔ぶれが決まりました。
トップ当選は1万1310票を獲得した無所属、新人の木地智美さんです。新市政発足後の最多得票です。
木地さんは気象予報士で、今年2月までBBTで天気予報を伝えていました。
国民民主党の橋本雅雄さんは、去年の衆院選で躍進し、一気に注目度が高まった党の勢いを乗って、票を伸ばしました。
今回の選挙には定数38に対し、51人が出馬。現職30人、元職3人、新人5人が当選しました。
党派別では、自民19人、公明4人、立憲民主3人、国民民主、共産、参政、日本維新の会がそれぞれ1人、無所属は8人です。公明は1議席増やし、4議席としました。
自民は、現行の議会2会派あわせて23人から、今回、公認19人と無所属で推薦した2人をあわせても21人と2人減となります。
政務活動費の不正があった元自民の元職3人のうち、村上和久さんと市田龍一さんが当選しました。
今回の富山市議選、参政が県内初の議員を誕生させ、維新が議席を取り戻しました。
一方、自民の現職が4人落選し、共産が2議席から1議席に減らしました。
2位以下を大きく引き離し、トップ当選した新人。
自民は現職4人が落選。当選した現職も厳しい戦いを強いられました。
一方、政務活動費の不正で辞職した元議員が議席を取り戻しました。
夏に参院選が迫る中、激戦が繰り広げられた富山市議選。
結果が、今後の県都の政界にどう影響するのか注目されます。