幻想的な光のショー「オーロラ」、2025年は出会えるチャンスが増えそうです。
3月下旬、フィンランドで撮影されたオーロラの映像。
撮影者によると、30分以上にわたって観測されたということです。
このオーロラが現れるには、太陽の活発な活動が影響するといわれています。
その活動は約11年周期。
ちょうど、2024年から2025年にかけてが「観測の当たり年」なんです。
カナダのイエローナイフなど北緯60度から75度付近のエリアが観測されやすい「オーロラベルト」と呼ばれています。
見ごろは、地域によりますが9月から3月。
海外ツアーも好調のようです。
JTB トラベルゲート有楽町 ロイヤルスタッフ・松田祥子さん:
9月と10月の設定日で少し先と思われるかもしれませんが、既に催行確定や満席となっている日も。2025年がオーロラの当たり年ということでお問い合わせも増えており、これからのさらなる盛り上がりに期待しています。
こちらの旅行会社で早くも満席となっているのが、イエローナイフとカナディアンロッキーを8日間でまわるツアー。
そして日本でもカメラを通してですが、観測のチャンスが高まっています。
北海道など北日本を中心に現れるのは「赤いオーロラ」。
なよろ市立天文台・村上恭彦台長:
去年に引き続き、今年、あと来年くらいまでこういった低緯度オーロラ、日本から観測するチャンスが結構、他の年に比べれば高まっている。
まだまだ謎の多いオーロラ。
みなさんの撮影した写真などが研究データになることもあるそうで、取材した天文台は「ぜひチャレンジしてほしい」と話しています。
スマートフォンでも、光への感度が高いものであれば撮影できるということです。