水俣病の原点とされる百間排水口の樋門が新調され20日セレモニーがありました。

セレモニーには、水俣病の患者や支援者、環境省や県の関係者など、およそ50人が参加。木村知事が「水俣病の歴史・教訓を後世に伝えていくため、現地で修復した」と述べました。

百間排水口は、<水俣病の原点>ともいわれ水俣病の原因企業であるチッソがメチル水銀を含む工場排水を流した場所です。

百間排水口を巡っては、おととし、水俣市が老朽化を理由に撤去する考えを示したことを受け、患者や支援者などが「保存」を求め、声をあげてきました。

【水俣の歴史的遺構を残す会代表 加藤 タケ子さん】
「ここを守れたことは(水俣病の)歴史の中で大きい。文化遺産としての位置づけを本格的に進めることが(水俣の歴史的遺構を残す会の)使命。」

テレビ熊本
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