4月15日、熊本市中央区にあるマンションの敷地で、何者かが落としたとみられる石のようなものが男性の頭に直撃。男性が大けがを負っていたことが分かった。警察は殺人未遂の疑いなども視野に捜査している。
後頭部裂傷など全治2~3か月の大けが
大けがを負った男性(50代)は「『痛い』と思ったら真っ暗な状態になった。『一歩間違っていたら命を落としてもおかしくない』と警察や病院で言われた」と話す。

関係者によると、4月15日午後6時ごろ、熊本市中央区にある13階建てのマンションで、敷地内にある洗車用スペースで作業をしていた50代の男性の頭に、上から落ちてきたこぶし大の石のようなものが直撃した。

男性はその場で倒れ、近くにいた人が消防に通報し、病院に運ばれた。男性は後頭部の裂傷など、全治2カ月から3カ月の大けがを負い、4月17日まで入院していたという。
被害に遭った男性に単独インタビュー
大けがを負った男性は当時の状況を「ボンという爆発するような大きな音が聞こえた。『なに?なに?』と思っていたら、たくさん破片が飛び散っていた。まさか上から落ちてきたとは想像もしていなかったので、作業を続けていたら、2分後ぐらいに頭にガンと硬いものが当たって、血まみれになって倒れた。私に何か恨みがあるというよりも、誰でもよかったんじゃないか」と話す。

警察は18日午後から現場検証を実施。何者かが石のようなものを上から落とした可能性があるとして、殺人未遂の疑いなども視野に、当時の状況を調べている。
(テレビ熊本)