「イット!」取材班が話を聞いたのは1000万円の車が盗まれたという男性。
犯行当日は耳を疑う状況でした。
車が盗まれた被害男性:
(盗まれた)車がここにあって、あの部屋にその日寝てたんですよ。
窃盗犯までの距離、わずか6メートル。
まさに“目と鼻の先”の犯行を防犯カメラが捉えていました。
中古車販売店にバックで入ってきた不審な車。
この時、男性は画面右下の小屋で就寝中です。
車から降りた2人組の狙いは左下の白い車。
1人が真っすぐに向かうとドアを開け、車内へ。
男性は、この距離にいれば盗まれるはずがないと、鍵はかけていなかったといいます。
もう1人は見張り役でしょうか。
小屋に近づき周囲をキョロキョロ。
窃盗犯と鉢合わせしかねない危険な状況。
物音は「全然…雨で聞こえなかった」といいます。
約4分後、現場に動きが。
見張り役が、小屋にさらに近づきじっと見ています。
男性に気が付いた?すると、見張り役が隠れるように仲間のもとへ。
2人は慌てて車に戻り逃げていきました。
これでひと安心…とはいきませんでした。
15分後、画面左下から抜き足、差し足。
怪しさ全開の歩き方で戻ってきたのです。
そして、車は盗まれてしまいました。
男性によると持ち去られたのは1000万円ほどで購入したという高級車。
窃盗犯とのニアミスに恐怖を覚えたといいます。
被害男性は「(犯人が)持ってたタオルのような中にナイフを持っていたら、起きてたら刺されたかと思うと怖い」と話しました。
警察は窃盗事件として捜査しています。