TSKさんいん中央テレビとJALのコラボ企画。今回は、客室乗務員でJALふるさと応援隊の岡山梨沙さんが、安来市で古民家をリノベーションした宿泊施設にユニークな写真館もあるという、「体験型のゲストハウス」を取材しました。

安来市広瀬町、城下町の面影が残る商店街の一角に3月オープンしたゲストハウス「YASUYA(やすや)」です。

JALふるさと応援隊・岡山梨沙さん:
とても歴史を感じるたたずまいですね。

YASUYA・鈴木佳代子さん:
はい。こちらは、築150年を超える料亭だった古民家を再生したものです。

迎えてくれたのは、鈴木健之さんと佳代子さん、ゲストハウスのオーナーです。
もともとは健之さんの曾祖父が明治から昭和40年代にかけて営んでいた料亭の建物。
長らく空き家となっていましたが改装し、体験型の宿泊施設として蘇らせました。

YASUYA・鈴木健之さん:
こちらの部屋が寝室です。

JALふるさと応援隊・岡山梨沙さん:
とても素敵なお部屋ですね。昔ながらの和室の良さを活かしながら、現代的なインテリアを配置することで、落ち着きのある空間が広がっています。

宿泊棟は1日1組限定の「1棟貸し」。
内風呂に外風呂、そして、食事は県内産の?食材をふんだんに。
「かまど」で炊いたごはんに、囲炉裏で焼いた肉や魚。
昔ながらのもてなしです。

JALふるさと応援隊・岡山梨沙さん:
とってもジューシーで、お肉がとろけてすごく美味しいです。

昔ながらの体験は他にも…。

YASUYA・鈴木健之さん:
こちらの施設、写真館にもなっていまして、レトロな写真が撮れるんです。実は私、写真業が本業でして…。

JALふるさと応援隊・岡山梨沙さん:
アンティークなカメラや撮影機材がたくさんありますね。

YASUYA・鈴木健之さん:
今、デジタル全盛期ですけど、あえてアナログの温かさだったり、世界で1枚だけその時の写真を残す、心に刻むアート的な体験をしてもらえるようになっています。

本業はフォトグラファーの鈴木さん。
よりレトロな雰囲気を味わって欲しいと、今では見かけることが少なくなったフィルムカメラで「パチリ」。
古民家でここだけの思い出を残します。

そして、レトロ体験は撮影だけではありません…。

YASUYA・鈴木健之さん:
こちら、暗室で現像の体験をしてもらいます。電気を切って下さい。

撮影のあとは、フィルムの現像にも挑戦。
アナログカメラが主流だった時代でも、なかなかできなかった体験です。

JALふるさと応援隊・岡山梨沙さん:
何か出てきました。人影がすごい。

YASUYA・鈴木健之さん:
この振り方で、出方が変わります。明治時代の様な写真になりますので。

JALふるさと応援隊・岡山梨沙さん:
明治から昭和の世界にタイムスリップしたような空間に浸り、さらにその一コマを写真に残すというのは、とても素敵なコンセプトですね。

YASUYA・鈴木健之さん:
後々は地域との交流だったり観光客だけでなく、外国の方だったりいろんなかたちで喜んでもらえるYASUYAに成長していきたい。

「一瞬をアートに」残す…。
古民家での「ここだけ」の体験はいつまでも色あせない、モノクロ写真のように訪れた人の心に刻まれ続けます。

TSKさんいん中央テレビ
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