三菱UFJ銀行の貸金庫から金塊や現金を盗んだ罪に問われている元行員の女に対する初公判が開かれ、女は「全部認めさせていただきます」と起訴内容を認めました。
被害総額は17億円相当にのぼるとみられています。
東京地裁前からフジテレビ社会部・空閑悠記者が中継でお伝えします。
黒のスーツで入廷した山崎由香理被告(46)は、傍聴席に深く一礼して席につきました。
緊張した面持ちでしたが、裁判官からの質問に対しハキハキと答えていました。
三菱UFJ銀行・元行員の山崎被告は2024年、東京都内の練馬支店で顧客の貸金庫から2億8800万円相当の金塊を盗んだ罪に問われています。
山崎被告は18日午前に開かれた初公判で「全部認めさせていただきます」と述べ、起訴内容を認めました。
検察側は冒頭陳述で「山崎被告は貸金庫を管理している立場を悪用して犯行に及んだ」などと指摘しました。
山崎被告はこのほか、9000万円相当の金塊や現金などを盗んだ疑いでも追送検されていて、被害総額は17億円相当にのぼるとみられています。
山崎被告はこれまでの警視庁の調べに対し「FX投資や競馬などで10億円以上の損失や借金があり返済に困っていた」などと供述していました。