北海道千歳市で4月16日、90代の女性が郵便局員を名のる男にキャッシュカード3枚をだまし取られ、現金約50万円を引き出される預貯金詐欺事件が発生しました。
4月16日、千歳市に住む一人暮らしの90代の女性宅に郵便局員を名のる男が訪れました。
男は「キャッシュカードの情報を正しくする必要がある」「カードは明日返しにきます」などと言い、話を信じた女性は、その場でそれぞれ別々の口座のキャッシュカード3枚を男に渡しました。
翌日になっても男がキャッシュカードを返しに来ないことから女性は不審に思い知人に相談。知人が警察に通報したことで事件が発覚しました。
口座からは数回にわたり、現金計約50万円が引き出されていたということです。
男の特徴は中年で黒髪、上下に黒の服を着ていました。
警察は預貯金詐欺事件として捜査するとともに、「警察官や金融機関職員などを装ってキャッシュカードを取りに行くという話は特殊詐欺です」などと注意を呼び掛けています。