ロシア外務省は17日、陸上自衛隊が6月に北海道で実施予定の地対艦ミサイルの実弾発射訓練に対して、モスクワの日本大使館に抗議したと発表しました。
ロシア外務省が「訓練射撃の実施計画に対して強く抗議する」とした上で「極東の国境付近におけるこのような挑発的な軍事活動は国家安全保障に対する潜在的な脅威であり、断固として受け入れられない」と強調しました。
その上で、「日本政府の対応は北東アジアやアジア太平洋地域全体の緊張をさらに高めるものだ」と批判しました。
陸上自衛隊は、北海道で2025年6月に国内では初めてとなる地上から海上の艦艇を攻撃する地対艦ミサイルの発射訓練を予定しています。
ロシア外務省の抗議に対して、在モスクワ日本大使館は「ロシア側の抗議は受け入れられるものではなく、ロシア外務省に対して日本の立場をしかるべく説明した」とコメントしています。