17日朝、東京・中野署で目撃されたのは、じっと目を閉じた状態で車の後部座席に座る男、鈴木伸彦容疑者（56）です。

父親の遺体を2年以上放置した疑いで逮捕されました。

中華料理店を経営していた鈴木容疑者。
事件発覚のきっかけは、「（鈴木容疑者の）店が1週間ぐらい開いていない」という近所の人からの届け出でした。

警察が鈴木容疑者の自宅アパートに確認に行くと、押し入れから白骨化した遺体が見つかったということです。

遺体は、当時86歳だった父親でした。

なぜ隠していたのでしょうか。

鈴木容疑者：
帰ったら父親が亡くなっていた。葬儀にお金がかかり大変だと思った。

警察によると、鈴木容疑者は遺体を隠した当初、罪悪感があったといいます。

しかし、「死んだ父親が悪い」と自分に言い聞かせ、2023年1月ごろから2年以上もの間、遺体を放置していたということです。

容疑を認めている鈴木容疑者。

警察は、年金の不正受給なども視野に入れ捜査を進めています。