住宅の防犯カメラが目撃した緊迫の瞬間。
ガタガタと鳴り響く音、大きく揺れる画面。地震です。
パニックになった2匹の犬は、床でツルツルと滑りながら外へ一直線。
14日、アメリカ・カリフォルニア州でマグニチュード5.2の地震が発生。
大きな被害はありませんでしたが、その瞬間、動物園で珍しい現象が起きていました。
揺れを感じて走り回る5頭のゾウ。
その直後でした。
一斉に集まり、外を見て円を作っています。
2頭の子供を守るように囲っていたのです。
動物園によると、これは「アラート・サークル」と呼ばれる群れを外敵から守る行動。
実は日本でも千葉県・市原ぞうの国で見られたことがあるといいます。
市原ぞうの国 副園長・佐々木さん:
2011年の東日本大震災のときに見られました。子ゾウがパニックになったら命を落とすことにつながるので、「ここにいて!私たちが守るから!」というふうな行動ではないか。
市原ぞうの国によると、雷が鳴った時などにも子ゾウが親のそばに行くことはあるものの、このように円になるのは地震の時にしか見られない珍しい行動だということです。