日米初の関税交渉が行われ、「可能な限り早期に合意する」との方針で一致しました。
赤沢経済再生相:
(トランプ大統領からは)日本との協議が最優先であるというご発言があった。その上で両政府間で協議を続けていくことを確認をした。
関税交渉は、日本からは赤沢経済再生相らが、アメリカはベッセント財務長官、ラトニック商務長官、グリア通商代表らが出席し、1時間以上にわたって行われました。
交渉後、赤沢大臣は記者団に対し、4月中にも2回目の閣僚級交渉を行うとともに事務レベルでも協議を続けることで一致したと明らかにしました。
交渉の詳細は明らかにしませんでしたが、為替の話は議題に上らなかったと明かしています。
一方、アメリカ側に対し「関税措置は遺憾だ」と伝え、見直しを申し入れたとしています。
またこの交渉に先立ち、赤沢大臣はトランプ大統領らと約50分間会談し、「日本との協議が最優先だ」と伝えられたと明らかにした上で、「交渉を急げという思いが込められていたと思う」と語りました。
会談後トランプ氏は「日本の代表団と会談できたことは大変光栄だ。大きな進展があった」と早速SNSに投稿し、早期の交渉妥結に強い意欲を示しました。
また、ホワイトハウスのレビット報道官も交渉について、「生産的で進展している」との認識を示しました。
その上で、「トランプ大統領は交渉に直接関与したいと考えている」と述べ、今後もトランプ氏が交渉の場に出席する可能性を示唆しました。