中国の江蘇省で2024年6月、日本人親子が襲われ中国人女性が殺害された事件で、死刑判決を受けた中国人の男に対する死刑が執行されたことがわかりました。
この事件は2024年6月、江蘇省蘇州市でスクールバスを待っていた日本人の親子が刃物を持った男に襲われ、助けに入った中国人女性が殺害されたものです。
蘇州市の裁判所は2025年1月、50代の無職の周加勝被告に「借金から生きているのが嫌になり3人を殺傷した」として、故意殺人罪で死刑判決を言い渡していました。
北京の日本大使館によりますと、16日に中国外務省から大使館に、周被告に対する死刑が執行されたとの連絡がありました。
死刑執行がいつどこで行われたか具体的な情報の連絡はなく、日本大使館は引き続き詳細についての報告を求めています。
事件を巡って、中国当局は日本人を狙ったかどうかなどを明らかにしておらず、中国に住む日本人の不安は拭えないままです。