16日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は続落し、前日比699ドル57セント安の3万9669ドル39セントで取引を終えた。

アメリカのFRB=連邦準備制度理事会のパウエル議長が講演でトランプ政権の関税引き上げに関し、「「予想をはるかに上回る」と発言したうえで、早期利下げに慎重な姿勢を示したことで売りが膨らみ、ダウの下げ幅は一時、900ドルを超えた。

ハイテク株主体のナスダック総合指数も続落し、516.01ポイント安の1万6307.16だった。

16日のニューヨーク外国為替市場の円相場も、パウエル議長の発言のほか、日本とアメリカの関税交渉で為替が議題になるとの警戒感からドルを売って円を買う動きが加速。

一時1ドル=141円台まで上昇した。

141円台を付けるのは去年9月以来、およそ6カ月半ぶり。

フジテレビ
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国際取材部
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