トランプ政権の関税措置を巡り、16日から訪米してアメリカ側と交渉する赤沢経済再生相は15日夕方、「早期に関税の見直しについて申し入れを行い実現したい」などと意気込みを語りました。
16日の訪米を前に記者会見した赤沢経済再生相は、「今回の協議はこのように日米間でモメンタムが高まりつつある機を捉え、早期に米側と協議を行うことが適切と考え実施をするものであります。簡単ではないと思いますけど、可能な限り早期に成果を上げられるよう、政府一丸となって最優先かつ全力で取り組んでいきます」と述べた上で、アメリカ側との会談を早期に調整した狙いについて、「日本企業の利益が削られている側面がある。少しでも早く関税の見直しについて申し入れを行い、実現していきたい」と強調しました。
さらに赤沢経済再生相は「いよいよ担当閣僚同士の交渉が始まるということで、新たなフェーズに入ったのかなというふうに思っています」と述べました。
赤沢経済再生相は、アメリカ・ワシントンで交渉担当のベッセント財務長官らと協議する予定です。