アメリカのトランプ大統領は、日米安全保障条約について「日本はわれわれを守る必要がない」と不満を示し、日本との貿易交渉で防衛費の増額などを求める可能性を示唆しました。

トランプ大統領:
我々が攻撃されても、日本は我々を守るために何かをする必要はない。

トランプ氏は10日、日米安全保障条約について「何千億ドルも支払って日本を防衛しているが、日本は我々を守る必要はない」と主張し、改めて不満を示しました。

また、「これは防衛協定だが、貿易協定も同じだ」と指摘して、日本との貿易交渉の中で防衛費の負担増額など提起する可能性を示唆しました。

トランプ氏は、日本を含む貿易赤字が大きい国などを対象に相互関税を90日間停止し、関税率を一律10%に引き下げましたが、交渉がまとまらなければ元の税率に戻す考えを示唆しました。

トランプ大統領:
もし取引が成立しなければ元の状態に戻る。

トランプ氏は「アメリカが納得できる取引となれば1日でまとめることもできる」と説明し、譲歩を促しました。

トランプ氏による相互関税の動きは連日、二転三転していて、先行きを見通すことができない状況です。

フジテレビ
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国際取材部
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