アメリカのトランプ大統領は、日本製鉄によるUSスチールの買収計画に否定的な考えを改めて示し、「日本製鉄は投資家になって戻ってきた」と指摘しました。
トランプ氏は10日、記者団に対し、「なぜ取引が必要なのか分からない」とUSスチールの買収は必要ないとの認識を改めて示しました。
その上で、「日本製鉄は投資家として戻ってきた。その方がまだ良い」と指摘しています。
トランプ氏は7日、バイデン政権時代に禁止した買収計画について、再審査するよう政府の委員会に指示していましたが、方針に変更がないことを改めて示した形です。
買収計画をめぐっては、2月の日米首脳会談でも「買収ではなく、多額の投資を行うことで合意した」と発表しています。