アメリカのトランプ大統領による「相互関税」が混迷を極める中、アメリカが中国に課す関税が合わせて145％になることが明らかになりました。
ホワイトハウスは10日、中国に対する関税を従来の84％から125％に引き上げたと明らかにしました。
3月までに課した20％と合わせて145％の関税が課されることになります。
トランプ大統領は10日に閣僚会議を開き、中国に対し改めて取引を促しました。
アメリカ・トランプ大統領：
（交渉の）テーブルをリセットしている。うまくやっていけると確信している。習主席をとても尊敬している。
一方、中国側は反発を強めています。
中国外務省の毛寧報道局長は10日、中国建国の父・毛沢東氏が朝鮮戦争でアメリカに「完全勝利するまで戦う」と演説した動画をXに投稿し、自らも「私たちは中国人だ。挑発を恐れない。引き下がらない」と英語でコメントしました。
アメリカに徹底抗戦する姿勢を強く示した形で、関税を巡る対立は続きそうです。
