2025年2月に行われた駅伝大会で意識を失った参加者の人命救助をしたとして、10日、鹿児島県霧島市役所の男性職員が表彰されました。
霧島市消防局で表彰を受けたのは、霧島市の農政畜産課に勤務する櫻井亮佑さんです。
櫻井さんは、2025年2月に行われた横川町職域駅伝大会で、ゴールした後に意識を失った参加者の男性に気づき、119番通報やAEDを持ってくるよう周囲に指示していたところ、男性が心肺停止の状態となったため、心臓マッサージを施し蘇生させたということです。
10日の表彰式では、駅伝のたすきリレーにちなんで、命のたすきを渡したとたたえられました。
櫻井さんは以前、愛知県で10年あまり消防隊員として勤務していた経験があったということです。
人命救助で表彰・櫻井亮佑さん(33)
「傷病者が無事に社会復帰されたと聞いて安心している」
Q.命のたすきを渡したとたたえられたことについて
「当たり前のことをしたと思っているが、ありがたい」
救助された男性は現在、在宅勤務ができるまでに回復しているということです。