タイミングがよければ顔をのぞかせてくれるかもしれません。
4月3日、鹿児島市の平川動物公園でコアラの赤ちゃんがお母さんの袋から出てくる「出袋」が確認されました。
多田百合香記者
「平川動物公園のコアラ館です。お母さんコアラのお腹の部分には赤ちゃんコアラの足のようなものが確認できます」
体の一部分を控えめに見せてくれたのは、2024年9月、鹿児島市の平川動物公園で、父・アーチャーと母・ピースの間に産まれたオスの赤ちゃんコアラです。
コアラの赤ちゃんは生まれたあと、自力でお母さんのお腹の袋に入り、袋の中で半年間ほど過ごします。
そして4月3日、コアラの赤ちゃんが袋から顔を出す「出袋」が確認されたということです。
この日の取材では、赤ちゃんコアラの顔を見ることはできませんでしたが、お母さんコアラのお腹辺りでピクピクと体を動かす様子や…時折チラリと足をのぞかせる様子を確認することができました。
平川動物公園によりますと、タイミングさえ合えば、お腹の袋から顔を出した姿も確認できるということです。
平川動物公園 コアラ飼育員・村上浩一さん
「1か月ほどしたら外に出てくる機会がもっと増えてくるので、(赤ちゃんが)よく見えると思う。元気に育ってくれることがいちばん。元気にコアラらしく育ってくれればそれだけでうれしい」
コアラの赤ちゃんの名前は、今後、一般から募集して決める予定だということです。